重量物持ち上げ時に最大28キログラムをサポート、IoTでデータ収集も可能
現場作業時などに装着して体への負荷を軽減するパワースーツを手掛けるGBS(東京・銀座)は7月1日、ドイツのスタートアップ企業German Bionic(ジャーマン・バイオニック)が現場作業時などに装着して体への負荷を軽減する新たなスマート・パワースーツ「第4世代CrayX(クレイエックス)」を開発したと発表した。国内ではGBSが取り扱っている。
超軽量で鉄より高い強度を備えたカーボンファイバーを採用。作業者が重量物を持ち上げる際、最大28キログラムのサポートを提供し、腰を守る。IoT(モノのインターネット)機器を標準搭載し、動作の状況に関するデータを収集することも可能。
必要な時だけ使う「RaaS(ロボティクス・アズ・ア・サービス)」モデルとして、1台当たり月額8万4000円から提供する。
アクセサリーのAR(拡張現実)ヘッドアップディスプレー「スマートCrayバイザー」を装着すると、CrayXと連動して作業指示などの情報を表示、作業の迅速化につなげるほか、感染症の空気感染リスクからも作業者を保護する。
スマートCrayバイザー(いずれもGBS提供・クリックで拡大)
(藤原秀行)