清水建設が国内外ベンチャーに100億円の出資枠設定、ロボットやAIなど対象

清水建設が国内外ベンチャーに100億円の出資枠設定、ロボットやAIなど対象

技術開発・事業化段階の企業メーン、第1弾は高性能無線通信技術開発に

清水建設は7月16日、国内外のベンチャー企業など向けに100億円を上限とする出資枠を設定したと発表した。

同社は現行の中期経営計画で「次世代の建設技術や地球規模の課題解決型新規事業への投資」を重点戦略に掲げている。技術開発・事業化段階(アーリーステージ)のベンチャー企業や、そうした企業を対象としたベンチャーキャピタルなどに出資し、ロボットやAI(人工知能)、ドローン(無人飛行機)などの先端技術の建設分野への導入促進、新たな事業領域のビジネスモデル構築、投資先企業との提携などを目指す。

第1弾として、高性能無線通信技術の開発を手掛けるPicoCELA(ピコセラ、東京・日本橋人形町に近く出資する。同社と協業して実施する技術開発により、工事現場のICT基盤高度化を目指す。出資予定額は開示していないが、数億円規模とみられる。

(藤原秀行)

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