プロロジス、世界GDPの2・5%が自社物流施設経由と解説

プロロジス、世界GDPの2・5%が自社物流施設経由と解説

自社事業分析リポートを公表、235兆円で17年から69%増加

プロロジスは8月19日、自社の物流施設事業が世界経済に与える影響に関するリポートを公表した。2017年に作成した内容を更新した。

世界各地でプロロジスが運営している物流施設を経由する物品の経済価値は、年間2・2兆ドル(約235兆円)に上り、17年から69%増加していると分析。プロロジスが事業展開している世界19カ国のGDP(国内総生産)総額の3・5%に相当すると指摘している。世界全体のGDPから見ても2・5%に匹敵するという。

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7年時点ではプロロジスのポートフォリオは約6400万平方メートル、物品の出入りは前述の19カ国GDPの2・4%だった。現在は約9000万平方メートルに拡大していることが、経済価値増加の背景にあると説明している。

プロロジスの物流施設を出入りする物品は世界全体の家計消費の4・4%に相当。物流施設は地域コミュニティーの雇用を支え、約85万人がプロロジスの物流施設で働いており、17年時点から57・4%増えたと解説、雇用面での社会貢献の大きさもアピールしている。

(藤原秀行)

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