部品・製品の倉庫~製造現場間搬送を省人化、残業削減などの成果
ZMPは8月20日、同社の物流ロボット「CarriRo(キャリロ)AD+(パレット積載タイプ)」が、セイコーエプソングループの秋田エプソン(秋田県湯沢市)で採用されたと発表した。
秋田エプソンは従来、組み立て前後の部品や製品を倉庫から製造現場まで人手で搬送。往復約300メートルを1日最大30回搬送していたため、工数が通常作業を圧迫する上、重量物のため作業者への負担も大きいことが課題となっていた。
そこで1台を導入したことにより、当該現場は搬送の完全省人化を実現。残業の削減につながり、他の作業や業務改善の時間に振り分けられるようになったという。さらに、重量物を運ぶ負荷の軽減と狭い通路で人と接触するリスクによる安全性の課題を同時に解決できた。
導入現場の様子(ZMPウェブサイトより引用)
(藤原秀行)