冷凍・チルド食品の需要拡大と予想、事業基盤強化狙い
キユーソー流通システムは8月27日、インドネシアで低温物流を手掛けるKIAT ANANDA(キヤットアナンダ)グループの物流企業4社が実施する第三者割当増資を引き受け、9月末時点で子会社化すると発表した。
同社グループはインドネシアで冷凍・冷蔵庫5カ所と車両590台を展開。現地企業に加えて外資企業とも取引があり、倉庫から輸配送、フォワーディングなど幅広く事業展開している。
経済成長が続く同国では今後、冷凍食品やチルド食品の需要がさらに伸びるとみて、4社の物流アセットを活用し同国での事業基盤を強化するのが狙い。
4社はいずれも株式の51%を取得する予定。取得価格は合計で9040億ルピア(約70億円)を見込む。
(藤原秀行)