販促を支援、商業施設やターミナルで提供
西日本鉄道と農産物の販促に関するプロモーションなどを手掛けるアップクオリティ(東京都新宿区新宿)は8月28日、高速バスを使い九州各地の特産品を福岡の博多中心部に運んで販売する貨客混載・産直販売を始めると発表した。
アップクオリティは全国の農産品などを高速バスの貨客混載で首都圏に輸送・販売する「バスあいのり」事業を展開している。九州にも対象を広げ、農産物などの販促を支援する。
アップクオリティが産品を選定、仕入れし、西鉄の高速バスの空きスペースに搭載。商業施設のイベントやバスターミナルでマルシェと題した市場を開いて販売するほか、西鉄グループが運営する飲食店で特別メニューを提供する予定。
第1弾として、9月2~15日の間、宮崎交通(宮崎市)の協力を得て、福岡~宮崎間を走る高速バスに1日2便、宮崎の特産品を載せ、福岡・天神のマルシェで朝に収穫したばかりの新鮮な野菜や加工品などを提供する。西鉄グループの西鉄プラザが運営する店舗でも特別メニューを準備する。
両社は「今後も、取り扱う特産品の充実や、九州各県への事業拡大を行いながら継続的に実施し、将来的には東京や名古屋などの本州都市圏への展開を目指す」と説明している。
バスあいのりマルシェのイメージ
バスあいのりマルシェの様子(いずれも西鉄提供)
(藤原秀行)