事業面で協業視野、9・9%まで買い増す可能性に言及
米国の著名な投資家ウォーレン・バフェット氏の投資会社バークシャー・ハザウェイは8月31日、子会社を通じて日本の大手商社5社の株式をそれぞれ5%超取得したと発表した。過去1年間に市場取引で買い付けたという。
出資したのは三菱商事、伊藤忠商事、三井物産、住友商事、丸紅。バークシャーは最大9・9%まで買い増す可能性があると言及するとともに、追加で株式を取得する場合は各社経営陣の了解を事前に得ると強調した。
また、株式は長期保有する方針と説明した上で「将来、相互に利益をもたらす機会があることを期待している」と事業面での協業を視野に入れていることを示唆した。
バフェット氏が個々の日本企業に投資するのは異例。直近の株価から換算すると5社合計で約6500億円となる。
(藤原秀行)