日立物流、上場廃止後も四半期決算開示を継続へ

日立物流、上場廃止後も四半期決算開示を継続へ

将来の再上場視野、IR活動に注力

日立物流の高岡勲経営戦略本部副本部長は1月30日、2022年4~12月期決算の電話会見で、米投資ファンドKKR(コールバーグ・クラビス・ロバーツ)による買収で東京証券取引所への上場が廃止になった後も、四半期決算の開示を続ける意向を明らかにした。

日立物流は株式併合などで最終的にKKRが株式の90%、日立製作所が10%を保有する体制に移行するため、2月24日付で東証への上場が廃止となる見込み。4月1日付で社名を「ロジスティード」に変更する。

高岡氏は会見で「将来的な再上場を視野に入れて(事業を)進めていくので、クオーターごとに、今と同じレベルではないかもしれないが、一定の数字はきちんと外に出していきたい」と強調。「具体的な施策などについてお話できる機会が持てれば、と思っている」と語り、経営方針などのIR活動に引き続き注力していく姿勢を示した。

(藤原秀行)

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