JILSのロジスティクス大賞、20年度はKyoto RoboticsとPALTACを選出

JILSのロジスティクス大賞、20年度はKyoto RoboticsとPALTACを選出

センターで完全無人自動ケースピックロボ実現など高く評価

日本ロジスティクスシステム協会(JILS)は9月1日、ロジスティクス推進に向けて優れた実績を挙げた企業を表彰する「ロジスティクス大賞」に2020年度はKyoto Robotics(滋賀県草津市)とPALTACを選んだと発表した。

同大賞は今年で37回目。両社は「日用品卸センターの省人化・自動化における知能ピッキングロボットの活用~マスタレス・ティーチレスのケースピッキングロボットの開発と導入~」のテーマで応募していた。

両社が3 年近くの歳月を要してロボットの開発改良を繰り返し、SKU比で99・6%の認識率となる商品マスタデータの作成を実現するとともに、1時間当たりの処理能力が700ケース以上となる完全無人自動ケースピッキングロボットを開発。労働生産性を飛躍的に高めた点が高く評価された。

JILSは10月23日にオンラインで開催する「ロジスティクス全国大会2020」で表彰式を行う予定。
他の受賞企業は以下の通り。

【SDGs環境賞】
豊田自動織機
「貨物自動車の累積積載率データ取得及び分析による物流CO₂削減への取り組み」

【業務革新賞】
加藤産業
「全国物流拠点の物量予測・出荷生産性改善レベルのボトムアップ・標準化の取り組み~物流管理業務へのAI技術の有効活用~」

(藤原秀行)

詳しい受賞理由の説明はコチラから(JILSホームページ)

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