代替地・成田も混雑で年内の貨物滞留を懸念
日立物流の神宮司孝専務は10月26日、2018年9月中間期連結決算説明会で今夏の大型台風によって関西国際空港が水没した影響について「事態はおおむね落ち着いてきているが、今年中は貨物が若干滞留すると理解している」と見通した。
関空水没に対しては成田国際空港などへの代替措置を講じたものの、「関空が使用できなくなったことで成田空港に貨物が集中。混雑により貨物が出せない状況だった」と説明。
その上で「関空が水没するとは想定していなかった。通常の状態に戻るのは来年1月以降になるのではないか」と影響の長期化を警戒している。
(鳥羽俊一)
質問に答える神宮司専務