名古屋港のヒアリ、追加調査で新たに女王アリも数十個体以上を確認

名古屋港のヒアリ、追加調査で新たに女王アリも数十個体以上を確認

環境省、周辺調査を継続実施

環境省は9月25日、名古屋港の埠頭で強い毒を持ち刺されるとやけどのような激しい痛みに襲われ、アレルギー反応で死に至ることもある南米原産の特定外来生物「ヒアリ」を700個体以上確認した件に関し、現場を追加調査した結果、隣接エリアで多数の有翅女王アリが新たに見つかったと発表した。

数十個体以上が含まれ、働きアリも追加で1000個体以上を発見。一定規模のコロニー(巣)を形成していることが判明したため、殺虫剤で緊急的な防除を実施した。同省は「繁殖可能な女王アリが分散した可能性があることから、周辺調査の継続的実施を進める」と説明している。


見つかった女王アリ(環境省ホームページより引用)

(藤原秀行)

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