物流情報サービスは苦戦想定、営業強化やコスト抑制で増益確保見込む
トランコムは10月26日、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で未定としていた2021年3月期の通期連結業績予想を開示した。
売上高は前期比8・8%減の1490億円、営業利益は1・0%増の76億4000万円、純利益は7・4%増の52億7000万円を見込む。
中核の求貨求車など物流情報サービス事業が6月末で底打ちし、徐々に回復しているものの、通期では影響が残ると想定。製造業への営業強化による安定した貨物量確保、人材派遣サービスの業容拡大、コスト抑制などで増益を達成する計画だ。
中核の物流情報サービス事業は売上高が14・6%減の789億7000万円、営業利益が10・2%減の29億4000万円とみている。
(藤原秀行)