株式持ち合い、海外事業拡大も目指す
ミスミグループ本社とパンチ工業は10月7日、資本・業務提携契約を締結したと発表した。
ミスミグループはオンラインで機械加工部品を発注できるサービスなどを展開、製造業の業務効率化を支援している。パンチ工業は部品の高度な精密加工技術を得意としている。
両社が組むことで、製造業が特注品も含めて多様な部品をより迅速かつ効率的に調達可能な環境を整備していきたい考え。相互の物流インフラを有効活用することなども視野に入れている。海外事業の拡大も目指す。
ミスミグループはパンチ工業が実施する第三者割当増資を引き受け、12億6900万円を投じてパンチ工業の発行済み株式(自己株式除く)の10.93%を保有、資産管理会社に次ぐ2番目の大株主となる予定。
パンチ工業も同額を使い、ミスミグループ株式を10月24日から12月27日までの間、市場で買い付け、同社の発行済み株式(同)の0.2%相当を取得することを想定している。
(藤原秀行)