消費期限近づいた商品をタブレット端末で表示、割引などで購入促進
経済産業省は10月28日、コンビニで電子タグ(RFID)を活用した食品ロス削減の実証実験を行うと発表した。
消費期限までの日数が短いおにぎりなどを入荷検品する際、RFIDを貼付。RFIDの情報を読み込める機能を備えた陳列棚(スマートシェルフ)に並べ、在庫数などの情報を店舗のバックヤードにあるパソコンに自動送信。販売や消費の期限が迫ってきた商品はタブレット端末に表示し、来店者に購入を促して廃棄にならないよう後押しする。
来店者はスマートフォンのアプリから、販売や消費の期限が近付いて割引やポイント還元の対象となる商品を事前に確認可能。在庫の状況は5分ごとに更新する。
実験は11月2~30日に東京都内のファミリーマート2店舗、12月7~28日に都内のポプラと生活彩家の2店舗でそれぞれ実施する。経産省は結果を踏まえ、RFIDを生かした食品ロス削減の仕組みを実用化したい考えだ。
(藤原秀行)