食品輸出入の安全担保狙い、まず工業製品などで試験的に実施へ
独自開発したバーコードによる貨物追跡サービス「SmartBarcode(スマートバーコード)」などを手掛けるスタートアップ企業のLOZI(名古屋市)は11月11日、中国のハイアールデジタルテクノロジーと提携し、日中間の貿易で商品の現在地を追跡できるトレーサビリティーの確立を目指すと発表した。
両社の技術とデータを組み合わせ、越境しても途切れずに追跡可能な体制を確立。食品の安全な輸出入を担保するのが狙いだ。
両社は生鮮食品でトレーサビリティーデータを統合する前に、まず工業製品や化粧品、アパレルなどで試験的に実施、正確に情報をつかめるかどうかを見極める。連携には長江貿易(名古屋市)も参加、両社の支援や行政との調整を担う。
日中間トレーサビリティー連携のイメージ(LOGI提供・クリックで拡大)
(藤原秀行)