「車中泊」避難所として駐車場提供など想定
プロロジスと千葉市は11月25日、同市内で開発した物流施設「プロロジスパーク千葉1」と隣接する「プロロジスパーク千葉2」に関し、「災害時等における施設の提供協力に関する協定」を締結したと発表した。
地震や台風など災害に見舞われた際、両施設の駐車場を、車中泊する地域住民らの避難場所として提供するほか、トイレなどの設備を開放することが柱。
同社が「プロロジスパーク千葉2」内で同日開催した竣工式であいさつした千葉市の熊谷俊人市長は「新型コロナウイルスの感染拡大下では、災害時に学校の体育館で雑魚寝するような避難のスタイルは現実的にはなかなか難しくなってきている」と指摘。
「感染症拡大期の中では、車中泊をむしろ感染拡大防止の(ための)避難として位置付け、いざというときに支援するバックアップ体制を作っておかなければいけないと考えている」と今回の協定締結の背景を語った。
竣工式後の記念撮影に応じる千葉市・熊谷市長とプロロジス・山田社長
(藤原秀行)