輸送費削減やソリューション事業推進など表明
三菱ロジスネクストは11月27日、2021~23年度を対象とする新たな中期経営計画「Logisnext SolutionS 2023」を公開した。
新型コロナウイルスの世界的な感染拡大で経済情勢の先行きが不透明さを増す中、経費抑制や国内外の主要市場ごとの販売戦略徹底、ソリューション事業注力などで最終の23年度(24年3月期)の連結売上高5000億円(コロナ禍前の19年度比11・4%増)、営業利益300億円(のれんなど償却前、63・9%増)、営業利益率6%(1・9ポイント上昇)、自己資本比率20%以上(5・3ポイント以上改善)をそれぞれ目指す。
17年10月に旧ニチユ三菱フォークリフトと旧ユニキャリアが経営統合し、現在の三菱ロジスネクストとなって以来、初の中計となる。具体策として、調達のコストダウンや輸送費削減などによる固定費・変動費の改善、三菱重工業とも連携しAGV(自動搬送ロボット)やAGF(自動フォークリフト)を中核としたソリューション事業の推進などを打ち出している。
(藤原秀行)