三菱地所、千葉・船橋と神奈川・座間で新たな物流施設着工

三菱地所、千葉・船橋と神奈川・座間で新たな物流施設着工

海老名では竣工、大手物流企業が1棟借り

※施設の詳細や写真などを追加しました

三菱地所は11月30日、千葉県船橋市で「ロジクロス船橋」、神奈川県座間市で「ロジクロス座間小松原」のマルチテナント型物流施設2件に着工したと発表した。

併せて、神奈川県海老名市で「ロジクロス海老名」が同日竣工した。大手物流企業が1棟借りすることが決定済みという。

いずれも既に発表済みの案件。新規で2物件の工事をスタートしたことにより、同社の開発実績は累計で21棟、延べ床面積が167万平方メートルに達した(計画中のものを含む)。

「船橋」は地上4階建て、延べ床面積は約2万3700平方メートル。京葉道路の船橋ICから約500メートル、東関東自動車道の湾岸市川ICから約1・8キロメートル。2021年12月の竣工を目指す。

「座間小松原」は地上4階建て、延べ床面積は約4万4200平方メートル。京葉道路、東名高速道路の横浜町田ICから約6・5キロメートル、圏央道の県央厚木ICから約7・7キロメートル。22年1月末の完成を見込む。


「座間小松原」の完成イメージ(以下、いずれも三菱地所提供・クリックで拡大)


「船橋」の完成イメージ

竣工した「海老名」は地上4階建て、延べ床面積は約6万4200平方メートル。圏央道の海老名ICから約800メートル。23年には新東名高速道路の開通が見込まれている。

独自の試みとして、施設利用者の快適な空間づくりを企図し、有名家具ブランド「journal standard Furniture」とタイアップした休憩室を2カ所設け、デザイン性の高い家具・インテリアを配置。

さらに、テナント企業が無償で利用できる会議室を用意し、ウェブ予約システムとしてACALLの「WorkstyleOS」を導入。いつでも専用サイトから会議室の空き状況を確認、予約できるようにしている。

他にも、ロジクロスブランドで初めて屋根上に自家消費太陽光発電設備を導入。AI(人工知能)を使ったソフトバンクロボティクスの掃除ロボット「Whiz(ウィズ)」も本格的に取り入れている。


「ロジクロス海老名」の外観


ViNAラウンジ(東側休憩室)


FUJI ラウンジ(西側休憩室)

(藤原秀行)

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