新たに客室などへ抗菌・抗ウイルスコーティング実施
「さんふらわあ」を運航しているフェリーさんふらわあ(大分市)は12月2日、船内での新型コロナウイルスの感染予防策を強化すると発表した。
日本旅客船協会が定める新型コロナウイルス感染予防対策ガイドラインを順守するのに加え、同社独自の基準を設定。全ての船舶を対象に、船内を医療機関レベルの空気清浄度に保つよう努める。
これまでに船内のエアコンへ抗菌・抗ウイルスのフィルターを取り付けたり、高性能フィルターを装備したダイキン製の業務用循環式空気清浄機を導入したり、船内の清掃や消毒を徹底したりしてきた。他にもツーリスト(相部屋)は可能な限り利用者間の距離を確保できるよう配席を見直し、船内の換気も定期的に実施。新たに11月15日以降、船内の客室やパブリックスペースに抗菌・抗ウイルスのコーティングを順次施しており、12月16日の完了を目指す。
パブリックスペースで抗菌・抗ウイルスコーティングを実施(以下、いずれもフェリーさんふらわあ提供)
相部屋の配席を見直し利用者間の距離を確保
(藤原秀行)