約25・55キロメートル、配送効率化と運行維持狙い
ヤマト運輸と京王電鉄グループの西東京バス(東京都八王子市)は12月9日、東京都あきる野市と檜原村を結ぶ路線バスの空きスペースで宅配荷物を運ぶ「客貨混載」を同1日から本格的に始めたと発表した。
現状はあきる野市の物流センターと檜原村をヤマトの集配車が片道約40分を要して往復している。両社は2019年11月に実証運行をスタート、成果を確認できたのを踏まえ、本格運用に踏み切った。
宅配の効率化を図りたいヤマトと、路線バスの有効活用を促進して維持したい西東京バスの思惑が一致した。西東京バスの西小中野(あきるの市)~数馬(檜原村)間約25・55キロメートルが対象となっている。
(藤原秀行)