市街地上空を飛行可能な「レベル4」実現への貢献目指す
KDDIとパーソルプロセス&テクノロジーは12月11日、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が推進する「ロボット・ドローンが活躍する省エネルギー社会の実現プロジェクト」で、両社が進めているドローン(無人飛行機)の運航管理システムの実証事業に関して提案、採択されたと発表した。
政府が2022年度の実現を目指している、ドローンが市街地上空を操縦者の目が届かない長距離にわたって飛行する「レベル4」への貢献を目指す。両社は他の企業とも連携しながら21年度末までにドローンの運航を安全に管理する機能を開発し、西日本(兵庫)と東日本(宮城)、災害時想定(三重)の3エリアで先行して実証実験を進める予定。他のエリアでも実証を行う計画。
3エリアで先行して進める実証実験は、西日本と東日本で物流やインフラ点検、警備、空撮などにシステムを使えるかどうかを見極める。災害時想定エリアは広域で被害状況の把握や物資輸送などを試行する。
(藤原秀行)