機関車18両とフォークリフト99台新製
JR貨物は12月18日、2021年3月のダイヤ改正に伴い導入する新たなサービスを公表した。
eコマースの利用増に伴い、積み合わせ貨物輸送のコンテナ列車を新設。安治川川口駅~盛岡貨物ターミナル駅間は20両編成の専用列車を運行する。名古屋貨物ターミナル駅~福岡貨物ターミナル駅間と東京貨物ターミナル駅~東福山駅間は一部専用列車を走らせる。
併せて、要望が強い地域間のコンテナ輸送力を増強。対象は姫路貨物駅~福岡貨物ターミナル駅、姫路貨物駅~名古屋貨物ターミナル駅、東青森駅~札幌貨物ターミナル駅の3区間で、いずれもコンテナを5個増やす。
また、広島貨物ターミナル駅で大型の31フィートコンテナの取り扱い個数を拡大する。行き先は仙台、熊谷、宇都宮、越谷、大阪の各貨物ターミナル駅と姫路貨物駅。
東京貨物ターミナル駅~名古屋貨物ターミナル駅間で一部列車の運転時刻を夜間から昼間に変更する。
安全性向上や輸送安定化を目指し、機関車18両とフォークリフト99台を新製する。このうち、機関車は高速・重けん引用のEF210形式11両、駅構内入れ換え作業用のHD300形式1両、本線用および貨物駅での入れ換え用のDD200形式6両。
フォークリフトは12フィートコンテナ用が88台、20フィートコンテナ用が3台、31フィート・40フィートコンテナ用が8台。
さらに、盛岡貨物ターミナル駅や岐阜貨物ターミナル駅などで駅設備をリニューアルし、利便性向上を図る。
EF210形式(JR貨物プレスリリースより引用・クリックで拡大)
(藤原秀行)