トラックの空車走行距離を短縮、輸送費23%削減など目指す
花王とライオンは12月22日、関東と四国の拠点間で10月に往復輸送を開始したと発表した。内閣府が進めている事業、戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)の「スマート物流サービス」の一環として実施する。
花王は川崎工場(神奈川県)から坂出ロジスティクスセンター(香川県)への商品輸送、ライオンはライオンケミカル坂出工場(香川県)から加須(埼玉県)・柏(千葉県)・相模原(神奈川県)の各流通センターへの商品輸送を連結して両社間の往復輸送に仕立てている。トラックの空車走行距離を短縮し、両社合計でCO2排出量の45%、輸送費用の23%削減を目指す。
(藤原秀行)