全国28行に拡大、普及促進目指す
自動車のリースや経営コンサルティングなどを手掛けるリアライズコーポレーション(東京都港区六本木)は12月28日、秋田を地盤とする北都銀行(秋田市)、山形で事業展開する荘内銀行(山形県鶴岡市)の2行と、同社が運営している大型トラック・トレーラーを対象とした投資ファンド「トラックファンド」に関し、顧客紹介業務に関する提携契約を締結したと発表した。提携金融機関は全国で28行に達した。
トラックファンドは投資家からの資金を元手として国内の各種トラックやトレーラーを購入。運送事業者は車両をリースし、集まったリース料を原資として投資家に還元する。運送事業者は車両を所有からリースに切り替えることで資産のオフバランス化による財務体質改善を進められるほか、投資家も安定した利回りの金融商品として期待できる。
両行にとっても顧客開拓などのメリットが見込める。リアライズコーポレーションは今後も幅広い顧客ネットワークを持つ金融機関の力を借りて、トラックファンドの普及に努めたい考え。
(藤原秀行)※イメージ写真はリアライズコーポレーション提供