GTP型無人搬送ロボットなど導入、人による作業を大幅減
サンゲツは1月5日、自動化・省人化に注力した新たな物流拠点「関西ロジスティクスセンター」を大阪市淀川区に新設したと発表した。三井不動産が開発した物流施設「三井不動産ロジスティクスパーク(MFLP)大阪Ⅰ」内に開設、延べ床面積は4万3880平方メートルに及ぶ。
従来2カ所だった関西エリアの拠点を1カ所に集約。壁装材や床材、ファブリックなど全商品約1万2000点を取り扱い、西日本全体をカバーする在庫拠点と位置付ける。
併せて、同社で初めて、商品を納めた棚を持ち上げて作業スタッフの元まで運ぶGTP型無人搬送ロボットを導入したほか、AGV(無人搬送ロボット)も活用。さらに、壁紙の自動梱包機や床材の自動長尺カット機なども取り入れ、人による作業を大幅に削減する。
新センター稼働により、同社が全国で展開しているロジスティクスセンターは計8カ所(サンゲツ沖縄を入れると9拠点)となり、センターの総延べ床面積は東京ドーム5個分相当の23万6000平方メートルに達する。
関西ロジスティクスセンターが入る物流施設の外観(以下、いずれもサンリツ提供・クリックで拡大)
(藤原秀行)