配送用台車も開発、ラストワンマイル配送市場に照準
米ゼネラル・モーターズ(GM)は1月12日、商用電気自動車(EV)の新ブランド「BrightDrop(ブライトドロップ)」を設立すると発表した。
第1弾として、電動の配送用台車「EP1」を2021年初頭に発売する。最大約90キログラムの荷物を載せ、配送スタッフが歩くスピードに合わせて配送先の玄関まで運搬する。
21年末までには商用の電動バン「EV600」を市場に投入する計画。1回のフル充電で最長約400キロメートル走行できる見通し。21年中にまずフェデックスへ納入し、22年以降はラストワンマイル配送を担う物流事業者やEC事業者にも販売する予定。
GMは25年までに米国のラストワンマイル配送市場は8500億ドル(約90兆円)を超えると予想しており、環境意識の高まりも踏まえて商用EVに注力する構えだ。
(藤原秀行)