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現場負荷軽減へ出荷能力増強などに積極投資

現場負荷軽減へ出荷能力増強などに積極投資

キリングループロジ「輸送協力会役員会」で戸叶社長が表明

 キリングループロジスティクス(KGL)は11月9日、東京都内の本社で、協力物流会社の幹部らによる「全国輸送協力会役員会」を開催した。

 席上、戸叶弘社長は今年の夏に相次ぐ災害や猛暑の影響でビール・飲料などの輸送量が急増、物流現場が混乱したことを陳謝するとともに、イレギュラー対応への謝意を表明。

 物流現場の人手不足が深刻な中、今後キリングループの商品取り扱い量は増えることが見込まれるため、拠点からの出荷能力拡充など必要に応じ、輸送負荷軽減の施策へ積極的に投資していく方針を示した。

 併せて、物流拠点でのトラックの待機時間削減へ本腰を入れて取り組む姿勢を強調した。

 役員会は昨年に続いて2回目で、協力運送会社との連携を強化するのが狙い。全国7ブロックの輸送協力会社約350社で構成する輸送協力会から会長ら役員20人が出席した。

 戸叶社長は「これまではどちらかというと、効率化、(投資を)絞る方向だった。これからは必要なところには必要な投資をする方向に変えていく。従来とは違った動きが必要なので、われわれ自身が取り組みを進めていく。今夏の教訓を生かす」と決意を表明。

 年末の繁忙期の在庫積み上げ、改修などによる物流拠点の出荷能力強化、現場要員の増強などを進める意向を明かした。

キリングループの輸送量は持続的伸長傾向が続く見通し

 続いて、KGLの尾川豊隆執行役員本社経営企画部長が登壇した。今年7月の輸送実績が8500万箱と近年で最大規模に達し、7~9月にKGL拠点で1時間以上滞留したトラック台数が前年同期から約15%増えたことを紹介。混乱を重ねて謝罪するとともに協力へ感謝の意を表した。

 「実は3月から輸送実績が前年を上回っており、数量はこの2~3年非常に増えてきている」と説明。今後の展望として、人口減少社会にあってもキリングループは酒類や飲料でシェアを伸ばすことを想定しており、「輸送量の持続的伸長傾向が続く」と予想した。

 同時に、トラックドライバーなど物流現場の人手不足に歯止めが掛かる見通しは立っていないことから「(現場の負荷増大という)悪循環を脱するにはKGLの物流業務をもっと魅力あるものにしていくことが(協力運送会社との連携維持・強化や新規の働き手獲得に)不可欠」と力説した。

 その一環として、物流センターでの入荷予約システム活用なども念頭に置きながら、トラックの待機時間削減に取り組むことを公約。「われわれの仕事が本当に魅力的なのか自分では気づかないこともあるので、忌憚のないご指導をお願いしたい」と締めくくった。

(藤原秀行)


輸送協力会役員会であいさつする戸叶社長

尾川氏の説明に聞き入る輸送協力会役員ら

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