イスラエルのスタートアップ製センター活用、現場作業者の負荷軽減
鴻池運輸は1月27日、関西国際空港の制限区域内で、先進技術を用いてグランドハンドリング(地上支援)業務で使う航空機搭載コンテナ運搬用台車(パレットドーリー)の位置情報を把握する実証実験を同22日に開始したと発表した。期間は約1年。
イスラエルのスタートアップ企業hoopo Systems(フーポシステムズ)が開発した位置測位センサーを活用。各パレットドーリーの位置をリアルタイムでつかみ、空いているパレットドーリーを迅速に探せるようにし、現場作業者の負担軽減を図る。フーポのセンサーを使って同種の実証実験を空港で行うのは日本で初めてという。
実験の結果を踏まえ、早期の実用化を図るとともに、パレットドーリーの位置情報に関するビッグデータを用いて、適正なパレットドーリーの管理などに応用することを視野に入れている。
フーポシステムズは鴻池運輸が2019年に出資したベンチャー支援ファンド「GiTV FundⅠ Investment」が出資している企業。
パレットドーリー(以下、いずれも鴻池運輸提供・クリックで拡大)
(藤原秀行)