構内業務請負などが鉄鋼・空港関連で回復、雇用調整助成金もプラス
鴻池運輸は2月12日、2021年3月期の連結業績予想を上方修正した。
売上高は昨年11月に公表した従来数値の2870億円から2890億円、営業利益は16億円から27億円、経常利益は54億円から70億円、純利益は31億円から37億円にそれぞれ引き上げた。
新型コロナウイルスの感染拡大で物流に加え、空港のグランドハンドリング(地上支援)業務、工場の構内請負業務などが減少しているものの、鉄鋼・空港関連で回復基調が見られることを反映させた。
支給を受けた雇用調整助成金39億5600万円を営業外収益に計上したのもプラスに寄与した。
(藤原秀行)