GROUNDと大王製紙子会社、日本初のRFID自動読み取り可能な新型ロボット開発

GROUNDと大王製紙子会社、日本初のRFID自動読み取り可能な新型ロボット開発

ピッキングした商品を載せれば個数など把握、作業負荷を低減可能

GROUNDは3月1日、大王製紙子会社でICタグ製造などを手掛けるダイオーエンジニアリング(愛媛県四国中央市)と連携し、日本で初めてピッキング対象の商品に付けられたRFIDの情報を自動で読み取ることが可能な新型ロボット「PEER SpeeMa+(ピアスピーマプラス)」を開発したと発表した。同日から提供を始める。

GROUNDが既に販売している物流ロボット「PEER」にRFIDタグの情報を読み取るリーダーを搭載。ピッキング対象の商品が収められた棚にPEERが最短距離を計算して自律移動し、追随した庫内作業スタッフが商品を取り出してPEERに取り付けられた棚に置くと、商品の名称や個数などの情報を自動的に認識する。

従来はピッキングした商品の2次元バーコードをその都度、庫内作業スタッフがスキャンする必要があったが、大幅に手間を減らせると見込む。

第1号の納品先としてシップヘルスケアグループの小西医療器(大阪市中央区)への導入が決まっており、今年3月末に同社の物流センターで本格稼働を開始する予定。


新ロボット(GROUND提供)

(藤原秀行)

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