22年4月末竣工予定、内陸部の需要にも対応
日本GLPは3月3日、名古屋市守山区で新たなマルチテナント型物流施設「GLP名古屋森山」の工事を開始したと発表した。
新施設は地上4階建ての耐震S造、延べ床面積は約4万4000平方メートルを計画。2022年4月末の竣工を見込む。
東名高速道路の守山スマート ICから約2・4キロメートルで、名神高速道路にもアクセスしやすい東西の結節点に位置し、広域配送の拠点として強みを持つとみられる。名古屋市内陸部に立地する希少なマルチテナント型物件で、市内へのエリア配送の拠点としても優位性があるとみている。
太陽光発電設備を設け館内で再生可能エネルギーを使用するほか、省エネに向けて倉庫エリアに人感センサー制御のLED を採用。新型コロナウイルスの感染拡大を踏まえ、感染症予防対策としてセンサーを用いた非接触型のエレベーターや自動ドアを積極的に採用する。
庫内は顧客の要望に即して利用区画・階層を設定できるようにするなど、柔軟性のあるフロア使いを可能にする構想。倉庫内各階へ大型シーリングファンを設置したり、設備・インテリアを選択してアメニティーの充実を図ったりすることにも対応、就労環境の快適性を高める。
将来の自動化・省人化への備えとして、使用電力の増加に対応できる電力容量を持たせる。
新施設の完成イメージ(日本GLPプレスリリースより引用)
(藤原秀行)