ヤマトシステム開発などが外国人向け実験、免税も適用
ヤマトホールディングス傘下のヤマトシステム開発(東京)とJR東日本グループの日本ホテル(同)は11月15日、訪日外国人が来日前に専用ウェブサイトで商品を予約、宿泊先のホテルの免税カウンターで購入・受け取ることが可能なサービス「eTaxFree-Japan TaxFree Online Shopping」の実証実験を今月20日に始めると発表した。
ホテルで実際の購入手続きをするため、免税の適用対象となるのがメリット。買い物時間の短縮など訪日外国人の利便性を高めるのが狙いだ。両社は日本で初めての試みと説明している。
来年5月までの間、東京・飯田橋の「ホテルメトロポリタン エドモント」と東京・丸の内の「ホテルメトロポリタン 丸の内」で実験を展開。成果と課題を見極め、早期の実用化を目指す。
扱う商品は第1弾として資生堂の化粧品などを採用。専用サイトは当初、中国語のみだが、順次対応言語を増やす予定。
(藤原秀行)