国交省と警察庁、立ち往生懸念される高速道など対象に
国土交通省と警察庁は11月15日、気象庁が警報を出すほどの大雪が降ったときに、多くの自動車が動けなくなり立ち往生する恐れのある高速道路や国道で、車のチェーン装着を義務化する意向を発表した。
同日、チェーン装着を求める新たな標識のデザインなどに関するパブリックコメント(意見公募)を開始した。国交省と警察庁は12月上旬に「道路標識、 区画線および道路標示に関する命令」を改正するなどして、今年の冬から義務化したい考え。
チェーン装着を求める新たな標識のイメージ(国交省、警察庁提供)
新たに作る標識を当該道路に配置するほか、道路上の電光掲示板でも表示できるようにする。当該道路は事前に指定する見通し。
今年初めの豪雪で立ち往生が長時間起きたのを受け、国交省の検討委員会が11月、大雪の場合のチェーン規制実施を提言していた。
(藤原秀行)