GDPガイドライン準拠、デパレタイズロボットなども導入
アルフレッサホールディングス(HD)は3月12日、傘下のアルフレッサが5月6日に静岡県藤枝市で新たな物流拠点「静岡物流センター」の稼働を開始すると発表した。
新拠点は鉄骨造の地上4階建て、延べ床面積は2万6285平方メートル。静岡県全域と愛知県の一部をカバーする。設備投資額はトータルで123億円。出荷能力は月当たり180億円を見込む。
医薬品の流通に関する国際基準GDPのガイドラインに準拠し、全ての入出荷口にドックシェルターや二重シャッターを設けるとともに、空調設備のバックアップ機能や防虫・防鼠対策も施している。
RFIDタグを使ったトレーサビリティーやデパレタイズロボット、クロスベルトソーターなどを導入。液体窒素を用いたマイナス150度対応の貯蔵タンクやマイナス 80度対応の超低温フリーザーを導入した再生医療等製品保管庫を設け、再生医療等製品の保管・輸送業務に対応する体制を構築している。
災害対策として、建物全体に免震構造を採用し、72 時間稼働する大型非常用電源を採用。災害時でも持続可能な物流センターを確立している。
新センターの外観(アルフレッサHDプレスリリースより引用)
(藤原秀行)