日本初、ユーグレナバイオ燃料使ったドローン物流の実証実験に成功

日本初、ユーグレナバイオ燃料使ったドローン物流の実証実験に成功

沖縄の石垣島~竹富島で実施、養殖クルマエビを輸送

ユーグレナとドローン(無人飛行機)開発を手掛けるエアロジーラボ(AGL)は3月16日、AGLが開発したドローンにユーグレナが微細藻類ユーグレナや使用済み食用油などから生み出したバイオ燃料を使い、物流を行う実証実験を沖縄県の石垣島~竹富島間約5・5キロメートルで同日、実施したと発表した。同種の実験は日本で初めてという。

ユーグレナのグループ企業が養殖したクルマエビを竹富島の竹富港から石垣島の石垣港に約15分で運ぶことに成功した。船舶に代わる離島間の輸送手段としてドローンを活用したい考え。

AGLのドローン「AeroRange QUAD」はエンジン発電機とバッテリーを搭載することで、最大飛行時間150分、最大積載重量4キログラムを確保している。バイオ燃料は実質的にCO2排出量がゼロになる「カーボンニュートラル」を実現できる。ドローンを活用する際、環境負荷を減らすことを目指す。

実験にはKOBASHI HOLDINGSとリバネスが協力した。


実験の様子(ユーグレナ提供)

(藤原秀行)

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