保有の船会社「困難を極めている状況」と説明
エジプトのスエズ運河で大型コンテナ船「エバーギブン」が座礁、水路をふさいでいるため他の船舶が通れなくなっている事故について、同船を保有している正栄汽船(愛媛県今治市)は3月25日、作業の現況を発表した。
同社によれば、現地当局や船舶管理会社と連携し、船を移動させる離礁作業を続けているが「困難を極めている状況」という。
エバーギブンは2万TEU(20フィートコンテナ換算)積みで、全長は約400メートル、全幅は約60メートル。インド人船員25人が乗っているが、事故によるけが人はなく、現時点で油漏れも確認されていないという。
作業については、3月23日の事故発生後は一両日中に移動を完了できるとの情報もあったが、遅れが生じているとみられる。
座礁した「エバーギブン」(スエズ運河庁ウェブサイトより引用)
(藤原秀行)