マクドナルド、物流混乱受け再びポテトのM・Lサイズ休売へ

マクドナルド、物流混乱受け再びポテトのM・Lサイズ休売へ

1月9日から1カ月程度、輸入遅延解消されず

日本マクドナルドは1月7日、全国の約2900店舗を対象に、マックフライポテトのM、Lサイズの販売を1月9日から1カ月程度、休止すると発表した。セットメニューも含めてSサイズのみとする。

同社は昨年12月にも、北米から輸入しているポテトが、船便の経由地のカナダ・バンクーバー港近郊で大規模な水害が発生した上、新型コロナウイルスの感染拡大による世界的な物流網混乱が重なり、輸入遅延が発生したため、1週間程度、Sサイズのみの販売としていた。

その後も輸入遅延が続いている上、バンクーバーの貨物滞留や雪の影響による混乱、航路上の悪天候など不測の事態が重なり、1月上~中旬に予定していた船便の到着がさらに遅れているという。当面の在庫を確保し、マックフライポテトの提供を続けるため、最少のSサイズに絞ることにした。

同社は「1日でも早くマックフライポテトの通常販売を再開できるよう、引き続き輸入業者やサプライヤーと協力の上、原材料の安定調達に向けて最大限の対応を行っていく」とコメントしている。

(藤原秀行)

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