「船尾が100メートル移動」と説明、成果強調
スエズ運河庁のオサマ・ラビア長官は3月29日、同運河で座礁、航路をふさいでいる大型コンテナ船「エバーギブン」に関し、離礁作業を進めた結果、「船の再浮上に成功した」とのコメントを発表した。
ラビア長官は「船尾が約100メートル動いた。船の方向が(正しい向きに)80%復元された」と指摘。潮位が高くなる現地時間の同日午前11時半(日本時間同午後6時半)から作業を再開、エバーギブンが完全に前を向くようにする予定と説明した。
足止めを食っている他の船舶が通航を再開できる時期は依然明らかになっていない。
「エバーギブン」の離礁作業の様子(スエズ運河庁ウェブサイトより引用)
(藤原秀行)