三井不動産がタイ・バンコク東部で海外初の物流施設開発に本格着手、トータル8棟建設へ

三井不動産がタイ・バンコク東部で海外初の物流施設開発に本格着手、トータル8棟建設へ

第1期は2・2万平方メートルのマルチ型で11月竣工予定

三井不動産は4月7日、既に公表済みの海外での物流施設開発第1弾となる案件を、タイ・バンコク東部のバンパコンで本格的に着手すると発表した。

「(仮称)バンパコン物流施設計画」は第1期から第4期まで計8棟を開発する予定。トータルで敷地面積は約29万9000平方メートル、延べ床面積は約16万平方メートルに上る見込み。

今回着工する第1期は平屋建てS造のマルチテナント型物流施設1棟で、延べ床面積が約2万2000平方メートルを想定、最大4区画まで分割可能な設計とする。

第2期以降はマルチテナント型物流施設と併せて、テナント企業のニーズを踏まえ、BTS型や冷凍倉庫、危険物倉庫、税関不要のフリートレードゾーンなど多様な開発を検討。テナント企業の従業員向け施設として敷地内にガソリンスタンドやカフェテリアなどを導入することも視野に入れている。

開発は三井不動産のタイ現地法人を通じ、現地系の不動産開発会社フレイザーズプロパティのタイ子会社と共同で事業を展開。竣工時期は第1期が今年11月、第2、3期は2022年、第4期は23年をそれぞれ予定している。


第1期の完成イメージ


現地の地図(以上、いずれも三井不動産提供)

(藤原秀行)

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