佐川グローバルロジとの共同フルフィルメントサービス運営費用などに充当へ
クラウド型在庫管理ソフト「ロジクラ」を提供しているロジクラは5月11日、ベンチャーキャピタルのSTRIVE、三井住友海上キャピタルからの第三者割当増資と金融機関からの融資で総額3・6億円を調達したと発表した。
併せて、SGホールディングス(HD)傘下で3PL事業などを手掛ける佐川グローバルロジスティクス(SGL)と業務提携した。ロジクラは既に、東京都江東区新砂でSGHDグループが運営している大型物流施設「Xフロンティア」内でSGLが展開中のEC事業者支援拠点「シームレスECプラットフォーム」の機能を最大限活用、EC事業者向けのフルフィルメントサービス「XTORM(エクストーム)」を共同で始める方針を公表済み。調達した資金はフルフィルメントサービスの運営費用などに充てる見通し。
ロジクラのソフトは約2万社の小売・倉庫事業者が導入している。ロジクラは「今後は『変革期における小売のニューノーマルを創る』というビジョンの下、事業拡大・採用の強化をさらに加速させていく」と説明している。
ロジクラのメンバーら(同社提供)
(藤原秀行)