日本郵便、CBcloudとオプティマインドの宅配効率化支援サービス導入を拡大

日本郵便、CBcloudとオプティマインドの宅配効率化支援サービス導入を拡大

22年3月末までに全国500局へ、最大でドライバー6000人が利用に

CBcloudとAI(人工知能)を活用した配送経路最適化サービス「Loogia(ルージア)」を手掛けるオプティマインド(名古屋市)は5月12日、CBcloudの宅配効率化システム「SmaRyu Post(スマリューポスト)」とLoogiaを組み合わせた配達経路最適化などの支援サービスに関し、日本郵便が導入を拡大すると発表した。2022年3月末までに全国で最大500の郵便局に広げる計画。利用するドライバーは最大6000人に上る見込み。

「SmaRyu Post」は荷積み・配送ルーティング/ナビゲーション・配送ステータス管理・電子サインなど、ラストワンマイルに特化した一連の機能を、スマートフォンを使いワンストップで提供する。経路・荷姿を考慮した車内の荷積み位置指定に加え、配達先の個別事情や関係性など熟練ドライバーのノウハウを継承する機能を搭載。初心者のドライバーや担当者でも滞りなく業務を行えるよう配慮している。

一方、Loogiaは配送先の訪問順・経路のルーティング機能、配送中の状況変化に対応するためのルート再計算機能および目的地までの音声ナビゲーション機能を備えている。

CBcloudとオプティマインドは2019年、日本郵便と連携し、「SmaRyu Post」と「Loogia」と組み合わせた宅配効率化支援の実証実験を開始。作業時間の削減や配送効率の向上が見込まれたため、20年10月までに全国約200局の郵便局に「SmaRyu Post」を試行導入した。毎日約1000人の日本郵便ドライバーがシステムを利用し、業務の効率性や品質の向上に役立っているとの声が寄せられており、利用範囲の拡大に踏み切る。


サービス概要(CBcloud提供)

(藤原秀行)

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