【動画】三井倉庫グループ企業がZMPの「キャリロ」導入

【動画】三井倉庫グループ企業がZMPの「キャリロ」導入

作業員の歩行距離短縮で負荷軽減

 ZMPは11月22日、台車型物流支援ロボット「CarriRo(キャリロ)AD(自律移動モデル)」が、三井倉庫のグループ企業で構内物流業務を手掛けるロジスティックスオペレーションサービス(東京・品川区)の物流センターで導入されたと発表した。

 ピッキング作業エリアが広大な同センターでは、1日の歩行距離数が多い作業員では3万歩に及び負荷軽減が課題となっていた。

 そこでカゴテナーを取り付けたキャリロが施設内の搬送作業を行うことによって、作業者はピッキングのみに集中できるようになった。


カゴテナーを取り付けたキャリロの運用風景

 キャリロを選択する決め手になったのは搬送動線変更と操作方法の簡略さ。キャリロは30分ほどあれば操作に慣れることができる。

 導入までのハードルが比較的低いキャリロだが、ピッキングエリアと検品場所との往復がなくなったことで作業者の歩行距離は大幅に短縮された。

 ロジスティックスオペレーションサービスの平野執行役員東日本物流担当は「現在キャリロを使用しているのは物流センターのみだが、工場の構内搬送でも使用する予定。受け入れた部品や部材を製造ラインに投入するまでの搬送において効果が期待できる。また、工場ではその日によって部品の投入場所が異なるため、可変タイプのランドマークを使用することで簡単に搬送経路の変更が可能となり、大幅に工数を削減できるのではと期待している」と語り、さらなる導入拡大に意欲を示した。


※キャリロによるけん引のイメージ(ZMPウェブサイトより)

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