三菱ロジスネクスト、「フォークリフト人検知システム」をオプションで近日中に発売へ

三菱ロジスネクスト、「フォークリフト人検知システム」をオプションで近日中に発売へ

複数台のカメラで周囲監視、AIで人の接近を周知

三菱ロジスネクストは5月27日、2021年3月期の決算説明資料を公表した。

この中で、新たな先進技術開発の一環として、「フォークリフト人検知システム」を運転時に死角が多い大型フォークリフト用オプションとして近日中に発売する方針を明らかにした。

同システムは、複数台のカメラを使って車両の周囲を常時監視、AI機能を活用して人の接近をアラームとランプでオペレーターに警告、発進も抑制する。

三菱重工業の資料によれば、同システムはカメラの画像から人だけを検知し、物は対象外とするため、頻繁に警告を発するのを回避できるという。今後は小型フォークリフトにも横展開していくことを視野に入れている。

併せて、三菱重工業総合研究所高砂地区の敷地内にある「物流実験センター」で、三菱重工業が掲げている物流機器の自律化・知能化ソリューションコンセプト「ΣSynX(シグマシンクス)」に基づき、同社と共同で自動フォークリフト「SynX-Vehicle」を開発したことにもあらためて言及した。


フォークリフト人検知システムのイメージ(三菱ロジスネクスト決算説明資料より引用)

(藤原秀行)

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