【独自取材】アライプロバンスが千葉・浦安で開発中の物流施設、独自の3庭園などイメージ公開

【独自取材】アライプロバンスが千葉・浦安で開発中の物流施設、独自の3庭園などイメージ公開

季節に応じて彩変え、リラックスできる空間提供

総合不動産事業に参入したアライプロバンスは6月8日、千葉県浦安市の浦安鉄鋼団地内で10月末の完成を目指して工事を進めている初の自社開発物流施設「アライプロバンス浦安」の竣工イメージを公表した。

シービーアールイー(CBRE)と共同で同日から6月10日まで現地で実施している竣工前内覧会に併せて、竣工時の建物内のイメージ図など概要を発表した。同市では13年ぶりの供給となる大型賃貸倉庫。大きな特徴として、外構部に自然を模した独自の庭園を3カ所整備、季節に応じて植栽が彩を変えたり、海を臨めるようにしたりと施設で働く従業員がリラックスできる空間を提供する予定だ。

デザインはルイ・ヴィトンのポップアップショップなどの設計を手掛けてきた著名なデザイナー・建築家の菅原大輔氏に依頼。アライプロバンスは「工業団地の風景を更新する物流倉庫」を実現し、優れたデザインを持つ製品や建築物などに贈られるグッドデザイン賞の獲得を目指す。



施設の完成イメージ(アライプロバンス提供)


内覧会で公開した建設中の施設


2階から物流施設前部を見下ろす

2階へは建物正面のスロープで直結

アライプロバンス浦安は地上4階建て、延べ床面積は3万4581平方メートルで最大4テナントの分割利用を可能とする。首都高速道路湾岸線の浦安ICから約3キロメートルに位置し、東京外環自動車道に接続できる高野JCTへは約9キロメートル。

JR京葉線の新浦安駅から約3キロメートル、舞浜駅から約3・5キロメートル。東京駅からは20キロメートル圏内にあり、都心をはじめ首都圏の広域をカバーできると見込む。自転車通勤の約15分圏内には住宅地が広がり、労働力確保の面でも強みを持つとみられる。

庭園は建物正面入り口付近に、バス待合所と組み合わせる形で「道の庭」を設置。さらに、建物正面の敷地内には季節によって風景が変わるよう植栽に配慮している「四季の庭」を取り入れる。併せて、建物の裏側にある海に面したエリアは、海を眺めることが可能な「海の庭」を導入。従業員は3カ所を好きなタイミングで訪れられるようにする。

浦安鉄鋼団地は東京ディズニーリゾートにほど近く、鉄鋼業界に関連する企業が多く集結した日本最大の鉄鋼流通基地。ただ、産業団地だけに自然に触れる機会を確保するのが容易ではないため、アライプロバンスは物流施設で働く人たちが息抜きできるスペースを設けようと検討、3つの庭園整備を決めた。


バス待合所と「道の庭」イメージ


「四季の庭」イメージ


「海の庭」イメージ(いずれもアライプロバンス提供)

機能面では、建物の1階と2階のバースへはそれぞれ別の動線でトラックが直接乗り入れられる設計を採用。天候に関わらず円滑に荷さばきを行えるようにする。2階は建物正面のスロープを使う仕組みだ。

1階は防火区画を最大限防火シャッターでカバーし、仕切りを減らして柔軟に庫内を活用できるよう工夫。上下搬送機を各エリアに設けており、どのようにフロアを分割しても基本的に必ず上下方向への搬送機を使える見通し。他にも、近年の環境意識の高まりを踏まえ、太陽光発電パネルの設置やサンドイッチパネルの採用、全館LED照明などを施す予定。

アライプロバンスとCBREは今後も個別に内覧会の要望を受け付ける。



スロープで2階へ直接乗り入れられるようにする予定


1階バースへの入り口


1階のバースエリア


2階のフロア


各階で利用可能な搬送機を導入


東京ディズニーリゾートのディズニーシーのシンボル「プロメテウス火山」が見える

(藤原秀行)

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