医療・医薬品の保管需要に対応
日本通運は6月18日、カンボジアの現地法人が、同国内の輸送サービスに関し、医薬品の適正な流通に関する国際的基準GDPの認証を取得したと発表した。発効は3月14日付。
カンボジアは病院などで使われる医薬品の多くを輸入に頼っているが、適切な管理下で保冷車や冷蔵保管に対応できる輸送業者が少ないため、同社現法が2019年12月に冷凍・冷蔵庫を完備したプノンペンロジスティクスセンターを開設。同センターは、貨物の荷さばきを行う前室に冷蔵機能を備えるなど、同国内で有数の医薬品保管設備として政府関係者からも注目を集めているという。
現法はGDP認証取得と合わせて、今年4月に同国内の日系病院が使用する医療・医薬品の保管業務を開始した。GDP認証取得で今後さらに需要拡大が見込まれる医薬品分野で高品質なサービスを提供していくことを目指す。
プノンペンロジスティクスセンターの外観(日通プレスリリースより引用)
(藤原秀行)