子育て世代50世帯対象、再配達の待ち時間発生状況など確認へ
パナソニック エコソリューションズ社は12月3日、子育て世帯を対象とした宅配ボックス導入の実証実験を同日始めると発表した。
東京・世田谷区で週2回以上宅配便を利用している戸建て住宅の50世帯に、同社グループ製の宅配ボックス「COMBO(コンボ)」を設置。来年1月末までの約2カ月間、再配達による待ち時間の発生状況などに関するデータを収集する。
宅配ボックス「COMBO」の取り付けイメージ(パナソニック エコソリューションズ社提供)
同社はこれまでにも福井や京都で同様の実験を展開してきた。従来は宅配ボックスが再配達削減にどの程度効果があるかを測定するのに主眼を置いてきたが、今回は受け取りの実態に着目。在宅していても育児や家事で荷物を受け取れない場合がある子育て世代の実態を詳しく把握し、宅配ボックス普及に生かしていきたい考えだ。
(藤原秀行)