顧客の事業を柔軟にサポート
三菱ふそうトラック・バスは6月30日、ふそうファイナンシャル(メルセデス・ベンツ・ファイナンス)と共同で、国内・アジアで初めて「リース料は、走った分だけ」のリースプログラム「FUSOマイレージリース」のサービスを7月1日に開始すると発表した。
三菱ふそうのテレマティクス技術「トラックコネクト」が車両の走行距離を瞬時に把握し、月ごとの走行距離に応じてリース価格が変動する。新型コロナウイルス感染症の影響など困難な経済状況が続く中、顧客の事業を柔軟にサポートするのが狙い。
従来の自動車向けのリース契約では、一回当たりの支払いは定額が一般的だった。「FUSOマイレージリース」の料金は毎月一定の「月額基本料金」と、前月の実走行距離によって変動する「変動月額リース料」から成る。
三菱ふそうは、トラックなど「働くクルマ」である商用車では、走行距離は事業の売り上げに直結し、長い距離を走った月は売り上げが伸び、走行距離が短い月は売り上げが少ないことを意味していると認識。新サービスで顧客がトラックを導入する際に新たな選択肢を提供する。
※以下、プレスリリースより引用(一部、編集部で修正)
ふそうファイナンシャル 営業本部長 パヴェル・パルーバ氏
「『FUSOマイレージリース』の試験運用にご協力頂いたお客様からは、多くのポジティブなご評価を頂戴いたしました。そして正式導入されたこの商品は、現在の『VUCA』と呼ばれる予測困難な環境にまさにフィットするものです。商用車ビジネスに携わるお客様は、経済の状況変化のみならず、COVID-19のような予測不能な要因によって毎月変動するビジネスに直面されていますが、私たちは『FUSOマイレージリース』を通じて、多くのお客様に安心感を与えることができるものと確信しております」
(ロジビズ・オンライン編集部)