OKIが日本サブウェイと組み、実証実験開始
沖電気工業(OKI)は8月2日、サンドイッチチェーン大手の日本サブウェイと連携し、AIで表情からその人の感情を推定する技術を生かして来店者の興味・関心が高そうなメニューを自動的に薦める「提案型注文システム」の実証実験を同日開始したと発表した。
セルフ注文端末に搭載した視線センサーと顔認識カメラで表情や視線を確認し、メニューを選択する。同システムを使うことで注文時の迷いを軽減できるかどうか効果を見極めるとともに、接客業務の効率性や非対面・非接触の端末操作による安全性確保も検証する。
実験は8月6日までの間、東京都渋谷区内のサブウェイ店舗で実施。実験協力の同意を得た来店者を対象に、提案型注文システムを実際に利用してもらい、アンケートを行って反応を確認する。
実験には横浜国立大、自然科学研究機構生理学研究所、NTTデータ経営研究所も協力している。OKIは注文の迅速化・的確化に加え、遠隔での接客にも使うことを視野に入れている。
システムの概要(OKI提供)
(藤原秀行)