GLRインベストメントが広島市内で開発参画のマルチテナント型物流施設が竣工

GLRインベストメントが広島市内で開発参画のマルチテナント型物流施設が竣工

5・4万平方メートル、西日本の広範囲をカバー可能

物流施設に特化した不動産サービス事業を手掛けているジーエルアール(GLR)インベストメントが広島市内で開発に参画してきたマルチテナント型物流施設「CBRE GI 広島」が7月30日、竣工した。現地で8月3日に竣工記念式典を開催した。

鉄骨造で地上4階建て、延べ床面積は5万3598平方メートル。同市安佐南区の職住一体型ニュータウン「西風新都セントラルシティ」の産業用地内に所在しており、多くの物流会社が進出しているエリアで、労働力確保に強みを持つ。

広島自動車道の広島西風新都ICから約4・5キロメートル、山陽自動車道の五日市ICから約5・3キロメートル。広島中心部まで車で約25分。広島市内への配送に加え、関西圏と九州圏の中継地点に建っているため西日本の広範囲をカバーできると見込む。

テナント区画は最大6区画に分割可能で、最小約7400平方メートルから利用できる。自動車通勤が多いエリアであることを考慮し、181台の駐車場を整備。ドライバー専用休憩所や利用者向けの休憩室など、施設を利用する従業員が働きやすい環境の整備に注力している。

新施設は広島西風新都特定目的会社がCBREグローバルインベスターズの運用するファンド「CBRE Asia Value Partners IV」の出資を受け、2019年10月31日付で開発用地を取得。同年にGLRが物流施設の開発からリーシング、竣工後の運営までを担うアセットマネジメント業務を受託し、プロジェクトを推進してきた。



「CBRE GI 広島」の外観。緑色を使用したデザインで景観との調和を図っている(以下、いずれもGLRインベストメント提供)


倉庫内


休憩室(カフェテリア)



竣工式の様子

(藤原秀行)

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