北王流通グループが省力化の食品配送専門デポを都心3カ所に開設、22年中に20カ所まで拡大へ

北王流通グループが省力化の食品配送専門デポを都心3カ所に開設、22年中に20カ所まで拡大へ

人員追加補充せず低料金実現、外食の店舗展開を迅速サポート

食品物流を手掛ける北王流通(東京都北区王子)は8月11日、グループの北王デリバリー(同)が、東京都心の3カ所で食品の配送を専門とするデポ(小型配送拠点)を開設したと発表した。

当初は上野、新宿、渋谷に構えており、年内にトータルで5拠点、2022年中に20拠点まで広げる予定。

都心のデポを使うことで顧客の外食業が都心部に出店する際、迅速に対応できると見込む。労働力不足を踏まえ、納品の無人対応やICタグを使った納品先の鍵管理などの省力化を実施、同社が人員を追加補充せず、低料金でサービス提供可能なデポの設置を広げられるようにする。

納品時間や店舗の高さに関する制限、1ケース単位での配送もカバーするなど、顧客のニーズを細かく踏まえ、業務効率化への貢献を目指す。
併せて、ドライバーや倉庫内オペレーターの業務改善を促進する人事評価制度を展開。各工程での評価基準を明確化し、現場レベルで業務改善に着手できるよう配慮している。

同社は今後、BtoCの物流についても22年中をめどに置き配へ対応できるようにしたい考え。

(藤原秀行)※写真はイメージ

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